WBAコンサルタント 津田 淳
タイ、バンコク。バンコクへは3年ぶりにやってきました。今、私はサトーンピアからチャオプラヤ川をボートで北上しています。
常夏のタイですがこのチャオプラヤ川エクスプレスボートを吹き抜ける風が心地よくこれでいろんな街を探索していました。
川沿いの街並みには歴史的な建物や近代的なビルから普通の暮らしまで様々な表情を見ることができシャッターチャンスも多い。
旅情を感じられる景色と出会えるため、週末にはよくこのボートに乗って中華街やカオサン通りなどへ行き街歩きをしていました。
ボートには世界中からのたくさんの旅人が、爽やかな風を感じながら旅を楽しんでいます。
私にとってこの魅力的な街との出会いが、私の人生における転機となりました。
6年前、突如海外駐在の打診を受けた時、海外での生活や仕事に対して大きな不安を抱きました。家族とは子供が生まれてから10年、海外には行っていませんでした。
異文化の中で自分と家族がどうやって、やっていけるのか、正直なところ全く想像もつきませんでした。言葉、食事、移動、病院、子供の学校、仕事。しかし、この3年間で私はただ生活するだけではなく、現地の人々と関わり、その文化を学び、人も、文化も、食べ物も、気候も、景色も結局は大好きになりました。
私はこの3月末で会社を退職し27年前(21歳の頃)から決めていた「中小企業診断士」として独立します。
世界でもっと活躍する日本を増やしたい、中小企業や地域活性化支援を通じて自己実現して自分らしい人生を送りたい。その想いに向かって羽ばたく決心をしました。この街で経験し挑戦できた事が私の人生を変えてくれた。そう思っています。
このブログでは、海外が苦手であった私が偶然経験した家族での海外生活、海外での中小企業の経営支援の仕事、そしてそれらがどのように私の考え方を変え、視野を広げ、個人としても中小企業診断士としても成長させてくれたかを共有したいと思います。
海外展開を考えている中小企業の経営者や担当者の方々、海外展開支援を目指す中小企業診断士やその他士業の方々にとって、私の経験が何らかの気づき、事業のヒント、勇気を与えることができれば幸いです。
海外で働くということは、単に仕事をする以上のことを意味します。
それは、国が違うことによる様々な違いに直面する事をきっかけに、新しい文化を学び、異なる考え方を理解し、時には自分の価値観を根底から見直すことも含まれます。
バンコクでの経験は私にとってまさにそのような経験でした。これから、私のバンコクでの冒険、学び、そして帰国後の挑戦についてお話していきたいと思います。 どうぞお付き合いください。